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2005.01.17

ハリーポッター 不死鳥の騎士団

図書館の予約の順番がやっと回ってきまして、金曜の夜から週末を使って一気読み。異変→事件→力を併せて謎解き→対決・勝利→校長先生からの解説といういつものパターンなのですが、巻を重ねるごとに長くなるストーリーはいかがなものかと。伏線の回収だとか、先への伏線だとかを盛り込みすぎで無駄が多いという印象が否めない感じでした。4巻も始めの200ページ分不要だと思ったんだ、そういえば。

長い分、リズムというかテンポをキープ出来ない感じで1話の分量としては3巻の「アズガバンの囚人」が限界のような気がします。あれもこれも説明したい気持ちを思い切って削ぎ落とすのは長く書くよりずっと高度な力量を要求されるし、子供向けの本であることを考えるとあれもこれも説明が必要なのかもしれないし、難しいのだろうけど、どうなんでしょ?まあ何だかんだ言いながらも1300ページ一気に読める本なんて滅多に無いのですけれども。

今回の一押しはウィーズリー家の子供達とネビル君の成長。まるで親戚のおばさんの心境になってしまいました。ハリーは行き詰まってるみたいだったけど思春期にそういう時期は誰でもあるから仕方ないねーって感じ。そしてクライマックスはやっぱりあの人の死。山南さんの時なみにグッと来ちゃいました。多分これも伏線で今後も何らかの形で物語に登場するとは思うのだけど、死んで尚、影響力を持つという存在感の大きさも似ているなあとか思ってしまって。

6巻の原書がこの夏発売だから翻訳版は来年のGWあたりになるのかしら。「賢者の石」くらいの量ならともかく、この量を、しかも辞書に無い単語満載の原書を、読む根性はございませんもの。どうせ上下巻になってしまうなら出来たところから半年分ずつ出してくれても全然構わないのだけど、どうせ契約上無理なんでしょうからおとなしく待ちます。

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