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2005.02.02

唐招提寺展

東京国立博物館にて開催中。1/30に行ってきました。混んでました。イマイチでした。モノは大変素晴らしいのですが展示方法が私には気に入りませんでした。

金堂再現とかいいながら千手は居ないし、盧舎那仏は来ているけど光背無いし。
御影堂再現とかいいながら襖絵が全部バラバラにされていて、和上像も独立して置かれていて。期待していった分、看板に偽りありでがっかりしてしまいました。バーチャル映像も前に都美でやった鑑真和上展の使い回しみたいだったし。国立博物館のパスポートで無料だったからまだしも、もし入場券を買っていたらチケット代は勧進になるからと思わなければ、ちょっと暴れたかも。

博物館は天井が高いから襖絵が小さく見えちゃったのは仕方ないのかなとも思ったのだけど横浜美術館の東山魁夷展の時はちゃんとお部屋構造にしつらえてあったし、小さくは思えなかったので東博の展示の仕方がよくないんだと思う。私は現地で3回見ているからいいのだけど、博物館でしか見てない人にあの絵と像が一体になって迫ってくる空間の迫力みたいなものが伝わらなかったら勿体無いし可哀相。

もちろん全然見ないよりは博物館ででも実物を見たほうが良いに決まっているのだけど、あそこに居て現地で見たことの無い人に「本当はこんなもんじゃないから。絶対に奈良に行ってもう一回見て!」と声を大にして言いたい感じでした。

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その日は、朝まだき、萩の寺をたち、悲運の大津皇子 眠る、また数多くの歌や伝説に詠まれてきた二上山に赴いた。 それから、山の中腹にある、中将姫伝説の当麻曼荼羅で名高い当麻寺の諸仏を仰ぎ、帰りしな西の京 に立ち寄った。 千古の松林の中に盲目の鑑真和上とともに... [続きを読む]

受信: 2005.11.16 15:02

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