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2006.03.31

プラド美術館展

創立記念日でお休みなので、この平日を逃す手は無いと思い行って来ました。本当は開館に合わせていこうと思っていたのだけど、書いたとおり夕べはカラオケで就寝3時だったもので起きたら10時。それから朝食食べて準備して自転車で途中の7-11でおにぎり買って11時半頃到着。でもチケットは金券ショップで買ってあったのでロッカーに直行して並ばずに中に入れました。

ロケットスタートでいきなり2枚目にエル・グレコの十字架を背負って稲妻の雲を見上げるキリスト。そしてリバルタのキリストの包容力のある眼差し。ベラスケスの人格をズバリ表すような小人絵。スルバランの時が止まったかのような静物画。ムリーリョのやわらかな子供&羊やマリア。1階に上がればティツィアーノの華麗なヴィーナス。動物図鑑のようなノアの箱船の一番隅っこに描かれた鳩。ダイナミックなスーベンスと表情豊かなファン・ダイク。2階のロココでもうお腹一杯と思ったところにとどめのゴヤ。全81点、もの凄い見ごたえです。プラドへ行ったときに一番衝撃を受けたボッシュが無かったのが残念といえば残念だったけど、これにボッシュが入ったら許容量越えてパニック起こしてたに違いない。

あとね、色々な絵に描かれている服やアクセサリーがいちいち可愛い。マルガリータちゃんの喪服のレースや指輪とかヴィーナスのピアスとブレスレットとか悪徳のお姉さんのサンダルとか。サロメのドレスも素敵だった。スペインって実はモードの国なんだよねって改めて思った。

見ている最中にお友達から「来週末一緒にプラド見に行きませんか?」とお誘いメールが。残念ながら予定が入っていたのだけどそれが無ければもう一度来ても良いくらいでした。

それまで印象派一辺倒だったのにマドリッドでプラドに行ってから宗教画や肖像画、北方系画家への拒否反応が無くなった気がします。残念なことに都美のこの展示会場って天井が低くて、大きな絵を離れてみようとすると反対の壁の絵を見る人とぶつかってしまうスペース。いままでさほど感じなかったけど今日はもの凄く狭さを感じてしまいました。日展やるほうのが広いし天井も高いのにねえ。つまりは天井の高ーい、ゆったりとしたスペースでゆったりと絵を見られるプラド美術館に行ってこれらの絵を見たいなっ思ってしまったわけです。

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コメント

こんばんは。
仰るとおり作品が総じて大きいですよね。
あの美術館だと窮屈に感じます。

天井の高い美術館で見たら
もっと感じ方も変ったかもしれません。

TBさせていただきました。

投稿: Tak | 2006.04.02 00:27

Takさん
見ながらものすごく「そういえばプラドは広々していたのに」というのが気になってしまいました。西洋美術館とか横浜美術館とかなのほうが良かったかもしれません。

投稿: あさの | 2006.04.04 14:17

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» 「プラド美術館展」 [弐代目・青い日記帳]
東京都美術館で開催中の 「プラド美術館展」に行って来ました。 2002年に西洋美術館で開催された「プラド美術館展」はまだ記憶に新しいことですが、その第二弾として企画されたのが今回2006年版「プラド美術館展」 そういえば上野公園に桜の時季からGWを経て6月まで開催されましたね。 2002年3月5日〜6月16日 今回もまた同じシーズンに開催されています。 2006年3月25日〜6月30日 「あれ〜プラド美術館って最近上野でやらなかったけ?」 なんてデジャビュ感じ... [続きを読む]

受信: 2006.04.02 00:25

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