Yokohama StarShip Only ONE Night
席に着くとステージをはさんで右手に赤レンガ倉庫、左手にマリンタワーと大桟橋、奥にベイブリッジ、振り返れば雨上がりの夕焼けとMM21の見える絶好のポジション。ブロック最前列だったので距離の割にはステージも良く見えます。
後ろのカップルの彼が「開場が30分遅れたから開演も30分遅れるかも」なんて初心者らしい彼女に解説しているのに「ありえないから」と密かに突っ込みをいれつつ時計を確認すると17:57。SEが流れ始めました。30分遅れどころか3分早いスタートに戸惑っていると後ろからざわめきが広がって来ます。何?後ろから登場??と振り返ると大きなフラッグが移動して来ました。サッカー中継でよく見るあれです。いっつもTVで見ながらあの下の人はどんな風になってるのかな?って思ってたの。飛び跳ねて布を触りながらも自分の頭の上で何が起こってるかはよくわからない状態なんだってことがわかりました。
フラッグが花道へ到着してドーム状になっていて、どうやらその中にメンバーがいるみたい。布が取り去られて始まったのはVictory。つまり前日のKトラの最後の曲。話の流れから「Wings of Freedom」じゃなくて「Victory」がかかったことに違和感を感じてはいたのだけど、幸ちゃんてば確信犯だったわけね、相変わらずいやらしいったら。(←褒めてます)
20世紀最後のシングル「NEVER FADE」前の会社を辞めようと決めてイベントが終わったら辞表を出そうと思って参加した神宮球場で聴いた曲。その先への不安で一杯だった私を励ましてくれた虹とこの曲。新しい世界で頑張ろうと思った初心を思い出させてくれる大切な曲の1つです。そう思ってちょっと厳粛な気持ちになっていたのに、なんか高見沢さんステージの上でこけてるし。その拍子にエンジェルに殴られて桜井さんに「そんな形の重たいギター持ってるからだ」とか言われてるし。相変わらずです。
平和についての高見沢さんのMC聞きながら頭の中に流れてきたのは「On the border」今年は「祈り」や「My Best friend」じゃなくて「Border」だなって思ったら本当にその曲で。最近VOAのニュースでレバノンやイラクやスリランカの紛争の話ばかり聞いているからそれを思い出しながら「勝利は愛の名の下に」という歌詞を聞いたら切なくなった。誰の勝ちとか負けとかじゃなくて、愛のある世界に戻ること。アジアなんて心の狭いこと言ってないでもう地球規模で。
全然予想もしてなかった「夜明けのLanding Bhan」はびっくりと嬉しいので泣きながら笑ってる自分がおかしくて。やっぱり節目のイベントだから自分の人生の節目とも言えるSUNSET SUNRISEのこの曲を聴けたのは嬉しかったです。ピンクの富士山思い出すー。
「やさしい黄昏」では冷たい雨の中「詐欺師」という命名に大笑いしたことを思い出し、今年は晴れでよかったと空を見上げて星があることを確認したところでそろそろ来るだろうと思った「StarShip」 中学入って英和辞典を買ってもらって初めて調べた単語がこの曲の頭の歌詞だったのよねえ。
そして春ツアーからずーっと演奏されている今日のための約束のSweat&Tears
今年のイベントはいい感じで聞きたい曲と演りたい曲がリンクしているみたい。ってことはアノ曲を聴けちゃったりするだろうか?あまりに大切で口に出せない願いを胸に花火を見上げて1日目が終了したのでした。
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