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2008.10.28

フェルメール展

朝イチに挫折して11時頃行ってきました。
15分待ちでした。

まず1階は同時代のデルフトの画家の作品です。これも結構いいです。

で、2階に上がっていよいよフェルメール。最初の『マルタとマリアの家のキリスト』今まで見たフェルメールに比べて随分大きくてびっくり。初期の作品ということでしたが色使いといい、奥行き感といい、いかにもフェルメールでした。トトロが嫌いな私は同じようにこの話も嫌いなのですが、この絵は何だか惹かれました。

それから、先週の美の巨人たちで取り上げられた『小路』。まるで自分が通りの反対側から向こうを見ているようです。『リュートを調弦する女』にしても、『手紙を書く婦人と召使い』にしても、その絵の空間に一緒にいる感じになる。これこそ構図と光の表現によるフェルメール・マジックと言うべき物なのでしょう。

前に見た、手紙を読む女の絵も、ミルクを注ぐ女の絵もそうだったんだけど、フェルメールの絵から受ける印象って何故か「静寂」なのです。絵の中に必ず動きがあるのに不思議です。

ショップのレプリカを眺めながら、誰の絵でもいいから本物を1枚、家に飾るようにあげるっていわれたら、誰のが欲しいだろう?と妄想してしまいました。フェルメールも結構いいかなあって思って。ゴッホやピカソはエネルギーが強すぎるし、モネもセザンヌもいざとなるとなんとなくピンとこないし。ルノアールとかターナーあたりは良いかも知れない。

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» フェルメール展・・・ [伊東良徳のとき・どき★かるちゃ〜]
 東京都美術館で開催中の「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」を見てきました。 昨年国立新美術館で開催された、「牛乳を注ぐ女」1枚だけでフェルメールを冠にした展覧会(私は行きませんでした)に比べれば、「7枚も」フェルメールを集めた今回はマ...... [続きを読む]

受信: 2008.10.29 01:07

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