三都物語風その2
三都物語風その2の大阪です。
ランチは高島屋で買っ行ってもいいなと思ってホテルを取ったのだけど、黒門のお弁当美味しいので、デパ地下に寄らずに劇場に来ちゃったら、日曜日で殆どの店が休みでした。ショック。
気を取り直して文楽。なんと今年初の文楽劇場です。今回は切場大夫が4人中2人お休み。津駒大夫はもう何度目かの代役なので、切場行けるんじゃない?と思うほど。呂勢大夫はまだちょっと力不足な感じでした。
人形は蓑助さんが恋女房染分手綱の母で、文雀さんが伊賀越道中双六の沼津の段の娘で、いつもと逆な感じ。でも二人ともさすがなんだわね。母の葛藤と涙も、プライドを持って夫を思う妻も二人ともグッときます。
そして、住大夫さんは相変わらず神で、いつの間にか感情移入して最後は可哀相で泣いてしまいました。
紅葉狩は東京の清十郎さんの更科姫のが良かったです。
夜の鬼一法眼は玉女さんのどっしりした鬼一が格好いい。あの堂々と死んでいく様は、私が文楽にはまった義経千本桜の大物浦を思い出します。
清十郎さんの皆鶴姫は強さがちょっと足りなくて物足りない感じ。物足りないといえば、清治さんと咲甫さんの出番が五条橋の20分だけでは足りないぞ。清治さんと宗助さんの掛け合いは超クールだったので、もっと聞きたかったです。
一部が終わった後、どなたかにご挨拶されるのにロビーに住大夫さんがいらっしゃったんだけど、文楽界のマナーが判らなかったので声をかけられませんでした。やっぱり、そこは行っておかないとだったかなあ?
という事で、8時終演で7分発の急行で奈良に44分着です。ホテルまでの歩きをいれるとNHKから帰るのと同じくらいの所要時間かな。ホテルに荷物を置いて、ちょっとだけ飲みに行く予定。わざわざ遠回りして行く店という事で、星2つですね。
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