北京故宮博物院200選
mixi見ていたら、東博の北京故宮博物院200選展が異常に混雑しているらしい。210分待ちの『清明上河図』って何よ!?と思っていた所にちょうどよく日曜美術館で特集してくれました。
それを見ても「その絵より景徳鎮とか見たいかも」って感じで、絵のせいで混んでいて他の展示物がゆっくり見られないのは嫌だから、2月に入って絵が帰ってから行こうかなとも思ったのですが、ミーハー心とビンボー症に負けて、早起きして行って来ました。
8時前には着きたかったので、7時半に家を出て、墓地を自転車で疾走し、8時10分前頃到着。25番目くらいでした。9時半に開館し、会場に入ると、ライブハウス入場時の早足で前の人をどんどん追い抜き、1桁の順番で絵に到着。係員の即す声に負けないギリギリの速度で粘って見て来ました。細々と表情豊かで面白いので、安野光雅の旅の絵本みたいに、じっくり見られたらもっともっと色々発見出来て面白そうでした。でも正直、私にはこの待ち時間が限界。これ以上長時間並んでまで見たいかというとどうかな?
川繋がりで言えば、山に降った雨が、川となって村や町を流れ、海に出て龍となって再び空へ登る横山大観の『生々流転』のが感動したかなー。でも、よく考えたら、こっちは水が主役で『清明上河図』は人が主役だから全然違うか。。。
9時40分過ぎに絵を見終わって出てくると既に30分待ちの札が出ていました。そこで改めて荷物をロッカーに入れ、イヤホンガイドを借りて1室から見直し。みんな絵に並んでいるので、心配に反して、すいていてゆっくり見られました。龍の刺繍の皇帝のお衣装は孔雀の羽根を縫い込み、シードパールや珊瑚を使って刺繍してあってゴンちゃんより豪華で凄かった。5つ爪の龍は皇帝だけに許されているんですって。日曜美術館で紹介されていた壷や宝石は無かったので、展示替えなのかも。乾隆帝が素晴らしい皇帝だったということは伝わりましたが、良い物は相当数台湾の故宮に行ってしまっているというのは本当みたいですね。
11時40分頃見終わって出て来たら入場に40分、絵に210分の表示。いくら中国の神品(カミヒンじゃなくてシンピンと読みます)といっても私には無理。
午後は法隆寺館のレストランで昼食を食べて、法隆寺館と本館をのんびり見学。富士山の浮世絵に光琳の風神雷神、仁清の梅の壷などなど、私には特別展より、こっちのほうが楽しかったくらいで、結局博物館を出たのは15時半近くでした。
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