2009.01.01

ハリーポッター最終巻

ポタは発売して早々に図書館に予約を入れたら53週待ちと表示されたシロものです。1年はまたずに連絡が来て23日に取りにいってきたのですが、これは一気読みしたい本なので、時間が出来るまで待っていたのです。30日の夜から読み始めて、案の定、下巻に入ったら手に汗握る展開に途中で止められなくて、3時までかけてがーっと読破しました。

緊張感も途切れさせず、重い話なのに所々に息抜きが入って飽きさせず、色々な伏線が全部回収されて、収束していく構成はもの凄かった。私の嫌いな集団戦闘シーンが入ったのだけが嫌だったけど。

取りあえず結末がはっきりするまで読み切って寝て、読み飛ばし気味だったところを今日ゆっくり読み直したら、ちょっと泣いちゃいました。あの人ってばイイとこどりし過ぎでしょう。一言もそれらしい言葉を使わずに守護霊を出してみせるだけで恋の切なさを表現しちゃったりとかさあ。

読むたびに思うけど、この訳者は凄いですね。

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2005.08.14

ダ・ヴィンチコード

何ヶ月か前に図書館で予約したダ・ヴィンチコードが回ってきたので一気読みしました。もっと芸術論とか宗教論的な「柿本人麻呂の暗号」みたいな話なのかと思っていたら、単にダ・ヴィンチとキリスト教に関する蘊蓄が満載のミステリー小説だったのでスルスルと読めてちょうど丸1日で読了。仕掛けもおちもよく出来ていたと思いますが、キリスト教文化圏ならともかく日本でこんなに売れてるのはちょっと意外に思った。キリスト教の宗派による教義の違いとか秘密結社とかって日本人には馴染みが薄いし、モナリザや最後の晩餐に関する蘊蓄は表紙をでかでかと飾っている程にストーリーにもの凄く重要というわけでも無いし。トリビアとか蘊蓄とかが流行っているからかしら?だから関連解説本も売れちゃうのか、そうか。

マグダラのマリアで思い出したのはイエスの話を聞いてるだけの妹マリアともてなしの準備をしている姉マルタの話。あれ聖書で一番嫌いな話。放蕩息子のより嫌い。「となりのトトロ」のストーリーが好きじゃなかったのと通じるものがあるのか?いや姉妹じゃなくても、やっぱり嫌いだと思う。あのマリアはマグダラさんと同一とはされていないんだけど、どうしても連想されてしまうのでマグダラのマリアもなんとなく嫌なイメージがあったりする。

黄金比のあたりとかは知ってる話だったし、ダ・ヴィンチには今のところ殆ど興味ないし、イエスが結婚していようと子供がいようとどっちでもいいんだけど、やっぱりルーブルにはもう一度行きたくなった。で、行ったらきっと逆ピラミッドの下で「これがダ・ヴィンチコードに出てきた・・・」って思うに違いない。

図書館のカウンターで「お待ちの方が多いので返却期限は必ず守って下さい」って言われたから明日返してこようっと。

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2005.01.17

ハリーポッター 不死鳥の騎士団

図書館の予約の順番がやっと回ってきまして、金曜の夜から週末を使って一気読み。異変→事件→力を併せて謎解き→対決・勝利→校長先生からの解説といういつものパターンなのですが、巻を重ねるごとに長くなるストーリーはいかがなものかと。伏線の回収だとか、先への伏線だとかを盛り込みすぎで無駄が多いという印象が否めない感じでした。4巻も始めの200ページ分不要だと思ったんだ、そういえば。

長い分、リズムというかテンポをキープ出来ない感じで1話の分量としては3巻の「アズガバンの囚人」が限界のような気がします。あれもこれも説明したい気持ちを思い切って削ぎ落とすのは長く書くよりずっと高度な力量を要求されるし、子供向けの本であることを考えるとあれもこれも説明が必要なのかもしれないし、難しいのだろうけど、どうなんでしょ?まあ何だかんだ言いながらも1300ページ一気に読める本なんて滅多に無いのですけれども。

今回の一押しはウィーズリー家の子供達とネビル君の成長。まるで親戚のおばさんの心境になってしまいました。ハリーは行き詰まってるみたいだったけど思春期にそういう時期は誰でもあるから仕方ないねーって感じ。そしてクライマックスはやっぱりあの人の死。山南さんの時なみにグッと来ちゃいました。多分これも伏線で今後も何らかの形で物語に登場するとは思うのだけど、死んで尚、影響力を持つという存在感の大きさも似ているなあとか思ってしまって。

6巻の原書がこの夏発売だから翻訳版は来年のGWあたりになるのかしら。「賢者の石」くらいの量ならともかく、この量を、しかも辞書に無い単語満載の原書を、読む根性はございませんもの。どうせ上下巻になってしまうなら出来たところから半年分ずつ出してくれても全然構わないのだけど、どうせ契約上無理なんでしょうからおとなしく待ちます。

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2004.09.06

ハリーポッター不死鳥の騎士団

1日に発売になって、4日の夜に地元の図書館にアクセスしたら予約が114件。各図書館に蔵書があるけれども、貸し出し予想は24週間後。つまりは半年先ってことね。しかも上下巻同時に来るとは限らない。誰か購入した知人を探したほうが早そうです。一人当てはあるのだけど、夫婦2人とも読み終わってから回ってくるのは早くとも3ヵ月後の予想。

そんなに読みたいなら買えばいいのにって?厚くて場所も取るんだもん。うちは狭いのよっ。価格よりそっちが問題。

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